よもやま話1
シマフクロウ保護の先駆者である山本純郎氏に突撃インタビュー!
山本氏の保護の根幹である「1羽を守ることの大切さ」についてインタビュー形式にてお伝えします!
佐野:(現在、希少種の保護とは、生息環境を含め、種全体を保護していくという考え方が主流になっていると考えられますが、そこにおいて、山本さんが、「1羽の命を守ることの大切さ」を重視されている理由は何でしょう?)
山本氏:「数字は1から始まります。1がなかったら2は生まれません。もちろん、希少種全体として、環境、保護をとらえていくことは重要です。しかし、同時に、その生態が未だすべて解明されていないシマフクロウという種では、目の前の1羽、1つがいについて、深く知り、保護していくことが、種全体の生態をとらえ、保護につながっていくものと考えています。」
人工ふ化を始めてから特に感じるようになったという山本氏。
「保護した個体をなんとか助けたい」という強い想いのもと、生息数が少しずつ増えてきた現在も、変わることなく「1羽の命を守る」ことをモットーに保護活動を続けている。
最初に保護した個体のリハビリを行う山本氏
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