嵐のたびに森の木々の葉っぱが落ち、遅かった秋も急速に進んできました。
シマフクロウの保護に大切な巣箱かけと、これまでかけた巣箱のメンテナンス作業が今年も始まりました。基金メンバーも設置の主導やヘルプで多数参加するので、その作業を紹介します。
巣箱の設置は主に環境省事業ですが、今回は巣箱を森林管理署に提供いただいたコラボ設置でした。まだシマフクロウの生息は確認されていませんが、近くまで生息域が広がっていることから、河川環境(餌の魚)の良いところに先行設置しておく、という趣旨です。

本日の巣箱の運搬は環境省若手職員

森林管理署が道を切り開く(署長がみずから働く良い職場)

良い天気で作業がはかどりました
無事に設置が終わり、いつかシマフクロウがやってきて使ってくれることを一同願いつつ、山を下りてきました。
今年は10基ほどを順次設置していくことになっています。
ところで、最近は温暖化の影響でスズメバチが活発で、シマフクロウの巣箱にもハチの巣が多くみられるようになってきました。そのため、寒さで活動が鈍る時期までなかなか作業ができなくなっています。

(建設中のデス・スターⅡみたい。年配の人ならわかるよね・・・)
以前はハチの巣などそれほど見られませんでしたが、最近では比較的標高の高い針葉樹林帯の巣箱にまでスズメバチの巣が見られるようになっています。温暖化の影響は、こういうところにも表れてきています(蜂を食べるハチクマの分布域も拡大している)。

(立派な巣)
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