理事紹介
「シマフクロウの平穏な営みを守り続けたい」という理念のもと
シマフクロウの保護の専門家を中心に据え発足しました。
各理事と事務局長は、ボランティアで基金の運営にあたっています。
藤巻 裕藏 博士 (理事長)
帯広畜産大学名誉教授。元日本鳥学会会長
(保護増殖検討委員)
北海道における鳥類研究の第一人者。鳥類の保全に関して国の各種検討委員を歴任。ロシアの鳥類に関する最新報告の翻訳(シリーズ:極東の鳥類)やエゾライチョウの研究をライフワークとされている。1984年からシマフクロウの保護増殖検討委員として保護の最初期から関わっておられる。東京都出身。
早矢仕 有子 博士
北海学園大学教授(保護増殖検討委員)
1987年からシマフクロウの生態研究を実施、科学的な観察手法によりシマフクロウの研究で最初に博士号をとった研究者。十勝地方のシマフクロウ家族を長年研究対象にし、見守ってきている。近年は人間によるシマフクロウへの観察行為が与える悪影響の分析とその回避策の提案に奮闘している。大阪府出身。
本藤 泰朗 氏 (事務局長)
日本鳥類保護連盟釧路支部 支部長
環境省職員(アクティブ・レンジャー)としてシマフクロウ保護増殖事業に従事したのち、日本鳥類保護連盟釧路支部に入職。シマフクロウ保護増殖事業を運営されている。長年、任意団体シマフクロウ基金の事務を担当していた。東京都出身。
山本 純郎 氏 (副理事長)
シマフクロウの専門家(保護増殖検討委員)
シマフクロウの保護活動(巣箱架けと給餌、標識調査)を開始したレジェンド。環境省(当時環境庁)は山本氏の活動に触発され1984年に保護増殖事業をスタートさせた。給餌活動や保護個体の飼育を通して、それまでほとんどわかっていなかったシマフクロウの生態が明らかにしてきた。現在のシマフクロウ巣箱は山本氏考案のものが引き継がれている。京都府出身。
竹中 健 博士
シマフクロウ環境研究会代表(保護増殖検討委員)
1991年からシマフクロウの研究と保護活動を実施しているシマフクロウ界のフィールド隊長。シマフクロウの全体の分布や繁殖状況のモニタリング、また自然で生活するシマフクロウの生息環境の定量化を長年試みている。現場での生息調査や保護活動を通し、最新の状況や問題を把握し、各種行政体と情報共有し保護を進めることに努めている。大阪府出身。