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BFOF BLOG
シマフクロウのこと、
シマフクロウが暮らす森のこと、
シマフクロウと調査の日々を少しだけお届けします。
🦉質問にお答えします🦉-ストロボ撮影による影響について-
雪が降ったり雨が降ったりしながらも、標高の高い山には着々と雪化粧が進み北海道らしい景色となってきました☃️ さて、今回もシマフクロウ基金のシンポジウムにおいて参加された皆様よりいただいた質問に理事がお答えします。 今回の回答者は早矢仕理事です。 Q:悪質な撮影者等を擁護する気はありませんが、ストロボ撮影が具体的にどのような悪影響をあたえるのでしょうか。 A:夜行性動物の写真撮影が昼行性動物の撮影行為と異なる大きな問題は、ストロボ等光源が必要になること、および、被写体に近距離への接近が必要なことが挙げられます。たとえば複数の鳥類種を対象にしたオーストラリアでの研究では、ストロボを発光させる撮影では、ストロボを用いない撮影より遠距離から被写体の鳥が飛び去る結果が得られています。つまり、鳥は種を問わずストロボ発光を嫌っています。中国の研究でも、絶滅危惧種のガビチョウの1種の営巣地でストロボ撮影が頻発した結果、営巣木のより高い位置に巣を作るようになったことや、鬱閉度の高い木を選んで巣を作ったことが報告されています。 日本でもアオバズクの長年継続した営巣

くまこ。
11月30日
🦉質問にお答えします🦉-ロシアのシマフクロウ-
朝起きると霜が降りて、一面真っ白。森はキラキラ輝いて眩しいほどです。 さて、今回もシマフクロウ基金のシンポジウムにおいて参加された皆様よりいただいた質問に理事がお答えします。 今回の回答者は竹中理事です。 大陸側のシマフクロウについての質問にまとめてお答えいただきました🦉 Q: ・大陸の生息地では1つの川に複数つがいが繁殖しているとのことでしたが、上流~下流で生息のしやすさなど違いはありますか。 ・北海道では1河川に1つがいのイメージだが環境に違いはありますか。 A: 私は1996年に藤巻先生に連れられて初めてロシアを訪問して以降、ロシアの研究グループとシマフクロウ生息地を調査してきました。 主な調査地は北海道と日本海を挟んだロシア沿海地方、シホテアリン山脈の東麓地域です(稚内-わっかない、と同緯度付近)。 調査の初期はまだ山脈を移動する道も十分に整備されておらず自然が豊かに残っていました。 この地域は植物や魚類、生物の多くが北海道と共通し(北海道生態系の起源でもあるので)、見慣れた樹木の大木が生い茂り、川にはオショロコマやヤマメが群れる森林

くまこ。
11月28日


🦉質問にお答えします🦉
北海道各地、日に日に冷え込みが増しています。 シマフクロウはきっと寒さに負けず頑張って暮らしていることでしょう。 前回ブログに引き続き、シマフクロウ基金のシンポジウムにおいて参加された皆様よりいただいた質問に理事がお答えします。 今回の回答者は本藤事務局長です。 Q:シマフクロウ基金のスタッフになるにはどうすればよいですか? A:シマフクロウ基金のスタッフになりたいという大変うれしいご希望ありがとうございます。 現在はシマフクロウ基金のスタッフは募集していない状況ですが、今後募集をする際にはホームページやSNSなどでお知らせいたします。 そのときにぜひご応募ください。 今後も皆様より寄せられた質問に、シマフクロウ保護活動最前線で活動する理事たちに回答していただきます。お楽しみ、、🦉✨

くまこ。
11月18日
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