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ご挨拶
シマフクロウは日本では北海道と国後島、また世界的に見てもサハリン、ロシア極東南部に生息する限られた分布域をもつ鳥です。生息数も少なく、北海道では1980年代には100羽以下にまで減少しました。1984年に国による保護増殖事業が始まり、その後生息数も徐々に回復し、分布域も広がっています。
シマフクロウ基金は1993年に任意団体として発足しました。これまで、多くの方々からの寄付を活用して国の保護事業に協力するとともに、保護のための調査研究への助成、普及啓発活動を行ってきました。
近年、シマフクロウの生息数が回復傾向にあるとはいえ、分布域拡大にみあう好適な生息地を造ることなど、これまでと同様に様々の保護対策が欠かせません。また調査研究への助成や普及啓発活動の継続、保護活動に携わる人材の育成も重要です。
このような活動を行うにあたり、シマフクロウ基金は、任意団体から社会的な信用を有する特定非営利活動法人となることなり、2022年3月3日をもって新たな歩みを始めることになりました。
今後も、これまでと同様に多くの方々の協力・支援をお願いする次第です。
特定非営利活動法人シマフクロウ基金
理事長 藤巻裕藏
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