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設立趣旨

 シマフクロウ基金は1993年に、ある故人の「遺産をシマフクロウの保護に役立てて欲しい」というご遺志をきっかけに、任意団体として創設されました。

 環境庁(当時)が設置したシマフクロウ保護増殖検討会の意見を聞きながら、国による保護増殖事業では手の届きにくい給餌場の維持管理、調査研究への助成、普及啓発の為のパンフレット制作など、様々な保護活動を行ってきました。これまで、多くの方々から頂いたご寄付により活動が支えられてきました。

 近年、多くの関係者による長年の保護活動により、シマフクロウの個体数は減少から、微増傾向へ転じています。これに伴い、シマフクロウの生息域は徐々に広がり、保護活動も広域化してきていています。直接シマフクロウを保護する手法だけでなく、環境整備や普及啓発など、シマフクロウ基金の果たすべき役割も多様化してきています。

 当基金はこれまで任意団体として活動してきましたが、今後ますます多岐にわたるであろう保護活動をさらに活性化させ、生息環境を含めたシマフクロウの保護、調査研究、普及啓発を図るため、特定非営利活動法人(NPO)として活動していくこととなりました。

 特定非営利活動法人になった今、シマフクロウの保護活動、調査研究を通じて、シマフクロウの生息地や生息環境を保全していくとともに、生息環境が拡大することにより今後生じうる様々な問題にも対応していかなければなりません。人間社会と野生動物との共存というテーマに向けて、今後とも尽力していきます。

シマフクロウの軌跡(takabayashi)

​沿革

1993年11月  

ある故人のご遺志を汲んだご遺族からの寄付により任意団体「シマフクロウ基金」発足。国の保護増殖事業で実施している給餌施設の維持・管理、普及啓発のためのパンフレット作製、シマフクロウの生息環境の保護活動、調査・研究への助成等を実施

2019年10月

任意団体から特定非営利活動法人へ移行することを関係者間で確認

2021年10月 

特定非営利活動法人シマフクロウ基金の設立総会開催

2022年 3月 

特定非営利活動法人シマフクロウ基金設立

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